Completed StarWars(ネタバレ)2005/10/27 00:45

Episode3 「シスの復讐」のDVDの発売も近くなったのと、それにあわせ廉価版が発売されるとのことでなくなる前にと思い、トリロジーボックスを購入。やっぱボーナスディスクが見たかったですしね。ずっと前に特別編ビデオボックスも買ったので都合2回目のボックスとなるわけですが(^-^;) ボーナスディスクは相当ボリュームあるのでまだ見切れていませんが、いろいろ裏話が見れて面白いです。驚いたのは最初ハリソン・フォードはハン・ソロにキャスティングされていなかったばかりか、オーディションすら受けさせてもらえなかったとか。予算的な問題(と明言してたか不明)と新人を使いたいということから、当時すでにアメリカングラfフィティに出演し、新人では無かったハリソンはオーディションに来た役者の読み合わせ担当だったとか。で、読み合わせているハリソンを見ていたルーカスがハリソンこそがハン・ソロのはまり役だと気づいて起用したというエピソードがあり、面白いです。運命の分かれ道っていうか人生の転機ってあるもんですねえ。

でもって改めて旧3部作のうち、Ep4「新たなる希望」と6「ジェダイの帰還」を見直しました。Ep3を見た後でのEp4は制作当時構想だけしかなかったEp3のストーリーを受けての4だったハズなのに、アレック・ギネス(オビ・ワン)の演技が寒気するくらい繋がる感がありますね。セリフには微妙に繋がらないところもありますが、何より(久しぶりに)R2と3POを見たときの目が「ついに時が来た」と語ってるように見えてしまいます(^-^;)。2体のドロイドはオビ・ワンにとっては旧知の存在であることが新3部作で明らかになってますからね。(そういえばおしゃべりな3POはアナキンの事を覚えてないけど、R2はメモリーを消去されてないから覚えてるんですよね。) 次に、ヴェイダーとオビワンの対決シーン「ついにお前の弟子は師匠を超えたぞ」というのは新3部作での確執の結果を物語っているように思います。 能力というか素質ではオビワンより上であったアナキンは常に自分がオビワンより劣った地位にいるのが不満でしたからね…。オビワンとアナキンは師匠と弟子というには年が近すぎたのでしょうね。もしクアイガンが死なず、師匠となっていたのなら、「フォースにバランスをもたらす」のが早くなっていたのかもしれません。後のオビワンとルークの関係を見れば、オビワン自身にも老成する部分が必要だったのでしょう。本来ジェダイであるはずのオビワンは怒りをもってはいけないハズですが、アナキン相手だと明らかに感情的になってしまっていますし。

Ep6、ジェダイの帰還。これはネットの感想でヴェイダーが暗黒面から救われ、ラストシーンで精神体として表れる時、それが若き日のアナキン(ヘイデン)になっているということで怒ってる人が居て、気になっていました。見たところやっぱりそうなってますね(^-^;)。ルーカスの解説を見ればその理由もわかるのですが、当時の役者さん、この部分だけにしか出てなかったのに存在を消されてしまうというのは…。製作者であり監督であるルーカスですからいろいろ改変する権利はあるでしょうが、当時の役者さんも一緒に映画を作った仲間なわけですから、ちょっとなあ、と考えてしまいました。(あ、でもEp4でのジャバだった人も実写の役者からCGに差し替えられているのか・・・。でもジャバの姿が4と6で違って辻褄合わないから差し替えたのとは訳が違うし…。) Ep6を見終わるとき、ルーカスが解説で「Ep4-6だけを見た場合ルークの物語と思うかもしれないが、全てを見終えたとき、これはアナキンの物語だったという事に気づくだろう」と言います。確かにそうなんだなと実感します。結局皇帝を倒すのはルークではなくアナキンです。ルーカスは当初ヴェイダーがルークを手元に呼び寄せようとした理由は「ルークに皇帝を倒させ、しかる後に自分がその座を奪う」事だったそうですが、まあ、シスである以上は確かにそうなのでしょうし、Ep1-3を考えなければそうかもしれませんが、私的には皇帝に倒れて欲しいと思う根底には「パドメを救うためと騙され暗黒面に引きずり込んだ」張本人への復讐心だったのでは無いか、と感じました。 直接皇帝に手が出せなかったのはそれだけ皇帝の精神支配力が強かったのでしょうね。そのために支配されていない息子が必要だったと。最終的に 皇帝を倒すことができたのは、そういった復讐心や野心が全て吹き飛びただただ「息子を守りたい」という一心で行動したからなのでしょう。この瞬間本当の意味でアナキンはジェダイナイト(マスターと言っても良いくらい)になり、皇帝を倒すことができたのだろうと解釈しています。

おおよそ全てのピースが組み合わされ、20数年に渡る自分の中でのスターウォーズがEp3を見て終わりではなく、改めて旧作を見ることで完結することになりました。 私が初めて劇場でスターウォーズを見たのが「ジェダイの帰還」でこれは亡き父と見に行っていまして、そうした映画がいま子を持つ時になっても同じシリーズが見ることができる感慨の様なものを感じていました。しかし自分の子供たちは(Ep3を見ていますが)そういう感慨を感じることは無いんだな、と ちょっと残念に思っています(^-^;)